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展示会レポート

ヤザキが出展した展示会の様子をご紹介します。

FOOMA JAPAN 2006（国際食品工業展）

【開催日】2006年6月6日(火) ～ 2006年6月9日(金)

【会場】東京ビッグサイト（有明・東京国際展示場）

■食品関連機器が一堂に！過去最高の出展規模「FOOMA JAPAN 2006」

食品機械業界きってのトレードショー「FOOMA JAPAN 2006（国際食品工業展）」が、2006年6月6日（火）から 9日（金）までの4日間、東京ビッグサイトにて開催されました。今回で２９回目を迎える同展は年々開催規模を拡大しており、今回は567社の2617小間と過去最高の出展規模で開催されました。食品業界内でも貴重なビジネスチャンスとして注目されており、開催直前にも180社ものキャンセル待ちがみられるほどでした。
今回は “技の輝き、未来への風 -食技乱舞-”をテーマに掲げ、「衛生対策・管理機器」や「食品製造・加工機械・装置」など食品機器産業が抱える課題解決や新しい食品マーケットを提案する機器・機械・装置などが多数展示されました。
機器展示のほかにも各種フォーラム、特別講演、トークショーなど「FOOMA
JAPAN」ならではの併催行事も盛りだくさんでした。また多彩な企業が新たなビジネスの接点として、同展を活用するケースが増えており、充実した商談・情報交換が行なわれていたようです。

【矢崎化工ブース】

矢崎化工ブースにおきましても『フードセーフティー』をメインテーマに、食品物流の省力化と合理化を更に強化した衛生管理器材やフードセーフティーの確立に最適な物流改善器材を展示し、連日たくさんのお客様を迎えることができました。
弊社ブースへ、ご来場いただき誠に有難うございました。

■クリーンエアブローユニット

食品を扱う際は清潔な環境で作業をする必要があり、チリやホコリに対しても細心の注意が必要となります。「クリーンエアブローユニット」は、衣服に付着したゴミ・ホコリ・毛髪などを吹き飛ばし作業現場のクリーン化を支えます。また矢崎化工の「クリーンエアブローユニット」は既存のドアに後付けすることができるので、大きな工事が必要ありません。

【除電のれん】

人体が「除電のれん」に触れることで衣服に付着しているゴミ・ホコリ・毛髪等を体から浮かせる事ができ、歩く振動で毛髪等を地面に落下させます。落下した毛髪類は、はがせる粘着マットに付着させて加工場内に持込をさせません。矢崎化工ブースでは、「クリーンエアブローユニット」の入り口に「除電のれん」「粘着マット」を配置し、それぞれを
組み合わせる事でより効果的にクリーン化を実現しています。

落下した毛髪類は、はがせる粘着シートに付着させて加工場内に持込をさせません。

■クリーンエアブース

「クリーンエアブース」は天井のファンから空気を送ることでチリ・ホコリをブース下から出す仕組みになっています。またフレームは導電性イレクター、ビニール幕も導電効果がある素材を組合せたものを使用しているため、帯電を防ぎチリ・ホコリがつきにくくなっています。また、キャスターを取り付けることで移設が容易に出来ます。

クリーンエアブースの天井のファン。ここから空気を送ることで、チリ・ホコリをブース下から出す仕組みになっています

セル生産台のフレームには抗菌パイプを使用。ジョイントもテーパー加工を施したフードセーフティージョイントを採用したことで、衛生面や洗浄面、デザイン性も高くなりました。

■乾燥機

ブースで囲うことで、エプロン等を素早く乾かせる事ができます。開閉式で、またキャスター付なので移動もスムーズです。

■認識表示システムパーツ180 / パーツ60

使用するお皿（部品）を取り間違えてしまい作業のムダが生じた経験はありませんか？矢崎化工の認識表示システムは、モノの取り出し作業における人的ミスを防止し作業環境の改善と信頼性の向上に貢献します。
操作はとても簡単、

①対象となる献立（商品）のバーコードをリーダーで読み込む。

②その献立（商品）に必要なお皿（部品）が収納されている箇所の表示ランプが光る。

③お皿（部品）を取ると、センサーで感知し表示ランプが消える。万が一、間違ったお皿を取ってもブザーでその事をお知らせします。

④全て取り終わると、その事をお知らせするブザーが鳴る。

この様に操作が非常に簡単で今まで経験に頼っていた部分が「見て」作業できる為、熟練の方のうっかりミスの防止にもなり、また、その作業の経験のない方でも素早くミスなく作業が行なえます。

パーツ180を設置した認識表示システム

バーコードを読み込むことで、対象となる表示ランプを点灯させる事ができます。

認識表示システム「パーツ180」の操作画面。パーツ180は画面をタッチする事で表示ランプ点灯場所を設定できます。

【クリフォームシステムラック】

今回展示した認識表示システムにはクリフォームシステムラックを活用しました。
従来のイレクターラックと比べ、組立て・分解工数が大幅に短縮されています。ラックの高さ変更に工具がいらず、パイプ棚受け金具を差し込むだけで位置決めができます。マルチフレーム対応で間口サイズは自由自在で、基本フレーム同士を連結するパイプの長さで調節ができますので、状況に合わせた設定が可能です。その上、列数が数多く必要な場合でもフレームを追加することで延長できるため、フレキシブルに対応できます。

パイプ棚受け金具を差し込むだけで位置決めができるため、ラックの高さ変更に工具が必要ありません。

レールを使い移動させることで通路スペースを収納スペースに変える事が出来、収納スペースは大幅に上がります。

■蓄冷剤洗浄機 – AGV

食材の安全については当然のことですが食材を入れる箱、食材の鮮度維持する為に使用をしている蓄冷剤も衛生的にする事が大事であり消費者が安心して食生活を送れるシステム作りをしております。
今回の矢崎化工ブースでは蓄冷剤専用洗浄機とＡＧＶを同期させ展示をしました。蓄冷剤を蓄冷剤専用洗浄機へ移して洗浄し、洗浄後はＡＧＶで運ぶという作業工程をブース内に作成し、蓄冷剤専用洗浄機やAGV単品だけでなく一連の流れを直にご紹介しました。
また、蓄冷剤の昇降には１カゴ１８．５キログラム×２カゴ＝３９キログラムを一度に持ち上げと下ろすことができる軽々ハンドを活用しました。
蓄冷剤は衛生的になりますが人が１カゴづつ持つことも大変であり作業者に作業負荷をかけてはいけないと言う観点で開発を致しました。（洗浄作業支援システム）

※尚、発泡箱、コンテナー、断熱シート、細かい物等洗う物を問はない連続洗浄機も取り扱いをしております。

蓄冷剤専用洗浄機

ＡＧＶ

軽々ハンド

【疲労軽減マット】

「蓄冷剤専用洗浄機」の前にクッション性のあるマット「疲労軽減マット」が配置されていました。毎日の立ち仕事による疲労蓄積は、作業される方の大きな問題です。通常の床の場合、体重の負担が地面から跳ね返り、
足→腰→肩と体全体に疲労が蓄積されます。「疲労軽減マット」はこの体重の負担を吸収し地面からの跳ね返りの力を減らすことによって、疲労を軽減します。またマット厚が19ミリある為、皿等落としてもに破損を減少させることが出来ます。

クッションがありながら復元力も良く、重い物を載せても直ぐに元の形に戻ります。その為カートなどの通行も容易です。

植物油やシンナーなどにも強く、厨房や工場でも使用できます。

■ゴミカート

抗菌パイプを使用した軽量廃棄物を回収するカートです。ラインサイド・定位置に配置することで衛生的作業場を維持できます。カラー識別をすることにより分別回収が可能です。また、ゴミカートは樹脂キャスターを使用していますのでサビに強いうえ操作性も良く移動がスムーズに行なえます｡

■シューズラック/長靴ラック

作業者毎に定位置管理し、シューズの状態が見える事でシューズの洗浄等、個人管理の認識の高揚が期待できます。またキャスターがついているので、移動が簡単にでき湿気が一部にこもらず、清掃も容易です。また、使用するパイプのカラーを変えることで、汚染区で使用されているものと清潔区で使用しているものとの区別を徹底させ、それぞれの区以外で使用されることを防ぎます。

【ＦＳイレクター】

シューズラック/長靴ラック、ゴミカートに抗菌性に優れたＦＳ（フードセーフティー）イレクターが使われていました。ＦＳイレクターは広範囲の細菌・カビ類に対し、優れた抗菌剤を含有した樹脂で製造されたイレクターパイプ・ジョイントで、食品業界における器材、什器に最適です。

抗菌・抗カビプラスチック製「ＦＳイレクター」は、なめらかな丸みを帯びた外観で、汚れが溜まりにくく、清掃時にふき取りやすい形状です。

■カートシリーズ

私たち矢崎化工株式会社は、カート管理からピッキングラインへのカート供給やカート配送時の弊害となる段差解消等、カート配送に携わるすべてのオペレーションについて広角的に捕らえ、作業の最適化を目指すシステムC.D.O.S（Cart Delivery Operation System）を提案しています。そのC.D.O.Sには欠かせることができないカートシリーズを矢崎化工ブースにてご紹介しました。