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ゾーニングで衛生管理対策 NEW!!

ゾーニングで衛生管理対策 <font color='ff0000'>NEW!!</font>

最近ニュースでは食品の異物混入が報道されるなど問題となっていますが、食品工場では異物混入が起きないように様々な衛生管理対策を行っています。
その1つに「ゾーニング」という対策があります。
今回は「ゾーニング」に関する弊社の器材をご紹介します。

「ゾーニング」とは?

「ゾーニング」とは、目的を持って区域分けしたり、作業等の用途ごとに区域分けすることをいいます。
業界・分野によって様々な目的がありますが、医療機関や介護施設では感染対策、衛生管理などが挙げられます。
衛生管理については食品工場にも当てはまりますね。
食品工場では衛生管理の他にも異物混入を防ぐ目的もあります。

食品工場では製造した食品を人が飲食することを想定して製造するため、衛生管理が最も重要となります。
そのため、衛生レベルに応じて区域を分けるゾーニングが重要となってきます。
 
ゾーニングでは主に汚染区域、準清潔区域、清潔区域の3区域に区分けを行いますが、この3つとは別にサニタリー区域を設けることで、作業者を含めて衛生管理が成立します。

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サニタリー(sanitary)とは
衛生上のという意味がありますが、食品業界では「洗浄しやすい清潔な構造」のことを指します。
例として生産ラインの器材で、掃除しやすいように溝や段差がない構造が挙げられます。
油汚れなどを落とす必要があるのに、汚れが洗えない構造になっていると洗浄がおろそかになり、異物残留や異物混入が起きる原因の1つになります。

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小型作業台
 
天板が外せて裏側も簡単洗浄
天板はフレームに被せてあるだけなので、簡単に取り外しができ、裏面まで容易に清掃することができます。

調理素材を置く作業台には、オールステンレス製の物も市場にありますが、基本的に天板等は一体型のため、裏側の掃除等がしづらい構造もあります。
一方で矢崎化工のイレクター作業台は天板とフレームが取り外せるようになっているため、汚れが見つけにくい部分ごとに洗浄可能で、汚れがひどい場合は天板だけ交換することも可能です。

それぞれの区域について

汚染区域
外気と接する区域で、原料の入荷室や原料保管庫、出荷室などが一般的に汚染区になります。
汚染区域は外気に面する部屋になるため、虫や埃などの侵入を防ぐ必要もあります。
汚染区域から清潔区域に直接移動しないように、準清潔区域が間にあることで、交差汚染を防ぐことができます。
 
交差汚染については下記のような長靴ラックで対策が可能です。

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長靴・内履き両用ラック
 
1台で長靴・内履きを分けて管理可能
段違いで長靴・内履きを置ける構造になっているので、交差汚染のリスクを低減できます。

交差汚染には以下のような経路があります。
・食中毒予防の3原則を守れていない
・従業員・作業員からの汚染
・食品や原材料からの汚染
・調理器具・機械などからの汚染 …etc
交差汚染を防止するためには、各々の汚染経路に対する予防対策をする必要があります。
 
またゾーニングができても、空気が汚染区域から清潔区域に向かってしまっては意味がありませんので、清潔区域から汚染区域に向かって空気が流れるように空気の圧力、陽圧をかける必要があります。

準清潔区域
計量や仕込み、調理、加工などを行う製造エリアで、汚染区域から微生物などを清潔区域へ拡散しないために処置する区域になります。
準清潔区域は汚染区域からの直接の進入を防止する前室と、準清潔区域からより清潔度の高い清潔区域に直接進入させないための前室を設ける必要があります。
 
清潔区域
工程の中で最も清潔な状態が求められるエリアで、調理された食品を加工したり冷やしたりして、梱包されるまでのエリアになります。
人や物を通して汚染区域から清潔区域に汚れや菌の侵入を防ぐ必要があるため、衛生管理に細心の注意が必要です。
 
サニタリー区域
更衣室や休憩室などから従業員などが工場内に入る前の準備エリアになります。
工場内のゾーニングが行えても、入室する方を清潔な状態にしなければ意味がありません。

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> ローラーユニット
粘着ローラーの壁掛けを廃止、専用ユニットで管理

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> フットステップ
足下のローラー掛けをサポートし、掛け忘れを防止

 
衛生管理の異物混入対策として、長靴を履くシーンでは、長靴の置き方を変えるだけで防止する方法の1つになります。

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底見せ長靴ラック

靴底を見せることで異物が靴底についていないか確認できます。
また靴底のすり減り具合も確認出来るので、スリップ事故による労災対策にもなります。

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差し込む場所の色分けをすることで、差し込み場所の間違いをなくします。

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靴についた水滴をトレイで集めるので他の靴に水滴がかかりません。

サニタリーエリア以外での衛生器材

区域で使用している器材も、区域をまたいで交差汚染しないように区域によって色を決め、どの区域の物か分かるように色分け管理をするなども効果的です。

最後に

矢崎化工ではイレクターを使い、形状や色など区域に合わせた仕様にすることでゾーニングのお手伝いをすることが可能です。
 
ぜひお気軽にお問合せ下さい。
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