改善のヒントや各業界の情報をご紹介します。
食品工場、物流倉庫などそれぞれの現場には必ずと言っていいほど台車や作業台が存在します。
そして必然的に保管スペースも必要になります。
限られたスペースの中で台車や作業台を保管するために有効な「ネスティング」についてご紹介していきます。
ピッキングした商品や材料を載せるピッキングカートや作業中の材料を載せる供給台車、様々な物を運ぶ運搬台車、梱包作業を行う作業台など様々な種類があります。
作業内容や生産数、作業人数に合わせて必要な数が用意されますが、繁忙期による増産や急なトラブル対応などによって通常よりも多く必要になる場合があります。
もちろん、その様な時にも対応できるだけの予備の台数が揃っていれば効率よく対応することが出来ますが、普段はそこまで多くの台数を使わない場合、保管スペースが必要になってしまいます。
予備の台数が多くなればなるほど保管スペースが広く必要となってしまい、予備の台数を用意したいのに用意出来ないといったケースも見受けられます。
そのため、使用しないときにいかに省スペースに収納するかということが重要になってきます。
省スペース収納を行うためにはネスティング式にしたり、折畳式にすることで対応が可能になります。
ネスティングとはプログラム言語の「ネスト構造」が語源となっており、入れ子構造とも言います。
何らかの構造の中に別の構造が入り込むことを言い、コンパクトにすることが出来るようになります。
折畳についても、折畳んだ上でネスティングしたりすることでコンパクトに納めることが出来ます。
ネスティングカート収納時
折畳式作業台の収納時
ピッキングカート
ピッキングカート収納時
ネスティング式にしたからといって保管スペースがゼロになるわけではなく、そのままの台数分のスペースよりも省スペースで収納できる様になるだけですので、ある程度のスペースは必要になってしまいます。
しかし、従来の保管スペースに比べると圧倒的に省スペース化が図れますので大変効率が良くなります。
また保管の省スペース化により作業スペースや通路が多く取れるようになれば、より安全に効率的に作業も行いやすくなり、生産性の向上や労災のリスク低減にもつなげやすくなります。
予備の台車や作業台のご検討、生産量が変動的、保管スペースでお困りなどの際は是非弊社までお気軽にご相談下さい。