展示会レポート

ヤザキが出展した展示会の様子をご紹介します。


  • 食品/製薬工場
  • 2008/05/30

FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)

【開催日】2008年5月27日(火) ~ 2008年5月30日(金)

【会場】東京ビックサイト(有明・東京国際展示場)

FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)
FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)

■「食と機械の未来が、ここにある。」をテーマにFOOMA JAPAN 2008が開催!

日本食品機械工業会主催による「FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)が5月27日(火)から 30日(金)の4日間、東京ビッグサイトにて開催されました。
本展は、1978年に第1回を開催して以来、食品機械を中心に、原料処理から製造物流に至るまで、食品製造プロセスすべてを網羅する最新情報を集積した国内最大級のステージとして、年々規模を拡大してまいりました。
31回目となる今回は、東京ビッグサイトの東西ホールを使用し、展示規模は702社・3,061小間での開催となりました。
食の安全に大きな注目が集まる中で、多彩な出展者による最新製品・技術・サービス情報を発信や、公開セミナー、各種プレゼンテーションなど様々な企画により、ビジネスチャンスといった面に加え、貴重な情報収集の場にもなっており、たいへん活気ある展示会となりました。

FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)

■矢崎化工株式会社ブース 『フードセーフティー×カイゼンで築く 【これからの現場づくり】』

矢崎化工ブースにおきましても、『フードセーフティー×カイゼンで築く 【これからの現場づくり】』をメインテーマに食品物流の省力化と合理化を強化したカイゼン機器、環境と安全に配慮された最適な衛生管理器材をなどを展示し、連日たくさんのお客様を迎える事ができました。弊社ブースへ、ご来場いただき誠に有難うございました。

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■次世代AGV生産革新システム

高機能AGV駆動ユニット「フリークル」に作業工程に合わせた仕様の台車をセットし無人搬送させることにより、省人・省力化などムダを削減し作業の効率化を図れま
す。ヤザキのAGVは、台車の形状やサイズ、制御を工程に合わせて設計できます。

当展示会で紹介した『差動式小型前後進AGV』(特許出願中)は、AGVが搬送物に潜り込み牽引ピンを2ヶ所で挟み込み抱き込んだカタチで牽引します。安定性も非常に高く振動も少ないため、やさしく対象アイテムを運べます。また搬送物とAGVとがしっかり連結できている事で旋回性能が高く、わずかなスペースでもご活用いただけます。

『差動式小型前後進AGV』が運んだ食材を、指定の容器に入れます。
その作業の際、AGVと同期させたカタチで「クリフォームシューター」、「作業台」、「昇降装置」を組み合せる事で、ムダな動きなく一連の作業がスムーズに行えます。

FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)
FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)
FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)

■矢崎化工が提案する入退出システム

①除電ブレード

人体が「除電ブレード」に触れることで静電気が取り除かれ、衣服に付着しているゴミ・ホコリ・毛髪等を体から浮かせる事ができ
歩く振動で毛髪等を地面に落下させます。 落下した毛髪類は、はがせる粘着マットに付着させて加工場内に持込をさせません。
作業場の入り口に「除電ブレード」「粘着マット」を配置し、それぞれを組み合わせる事でより効果的にクリーン化を実現できます。

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②ローラーユニット

コンパクトでフリーサイズ対応のため、場所にあった設置が可能です。
除電ブレードを潜った後に髪の毛及びホコリ等を除去する為に粘着テープの付いているローラーで体の衣服部分を滑らせてとります。交差汚染させないよう、使用した粘着テープを剥がして常に新しい状態でローラーを使える仕組みになっており、使用後の粘着テープや退場時のマスク等を廃棄できるようゴミ袋掛けをセットしてあります。
また、上部にはミラーが取り付けてあり、ご自分の衛生対策状況を再度チェックできます。

FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)

③シューズラック(底見せタイプ)

開放型ラックのため、管理状態が一目でわかります。特に今回展示した底見せタイプのシューズラックは直接地面と接するシューズの底面が確認できるため、個々の衛生意識も向上できます。
また、キャスターで移動ができるため湿気が一部にこもらず、清掃も楽です。

FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)
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④靴底洗浄システム

シューズについては、底面が地面に接する為、衛生管理は重点的に行いたい部分です。矢崎化工は、シューズの衛生管理に対し「ピッとリムーバー(参考出品)」、「ピッとマット(洗浄部)」、「ピッとソール」、「ピッとジェット(参考出品)」、「ピッとマット(吸水部)」の5つの衛生管理機器を提案しました。

FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)
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⑤クリーンエアブローユニット

食品を扱う際は清潔な環境で作業をする必要があり、チリやホコリに対しても細心の注意が必要となります。
「クリーンエアブローユニット」は、衣服に付着したゴミ・ホコリ・毛髪などを吹き飛ばし作業現場のクリーン化を支えます。
(光電センサーで人の存在を感知し、自動的に「クリーンエアブローユニット」を起動します。)

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■デジタルピッキングシステム

イレクター製の架台を使う事で、特に大きな工事も必要なく素早くピッキングシステムを構築できます。
ピッキングすべき商品のバーコードを読み込むことで、対象となるアイテムが保管されている表示ランプが光り、また必要数量も表示されますので、商品の保管場所や必要数量の知識を必要とせず、少しのトレーニングで誰でもピッキング作業が行える様になります。また、正確でスピーディーなピッキング作業も期待でき、付属のソフトを活用すれば、作業履歴の保存や欠品対応も可能です。

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■クリーンエアブース

「クリーンエアブース」は天井の「クリーンエアユニット」から空気を送ることでチリ・ホコリをブース下から出し、ブース内をクリーンな状況にします。また、設置に関しては大きな工事を必要としませんので、新工場はもちろん既存工場への設置も可能です。

FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)

■クリーンカート

開放式なのでドライ管理ができるだけでなく、見える管理をすることにより煩雑になりやすい清掃用具に対し整理整頓を意識付ける事ができます。
また、防錆性に優れ キャスターが付きなので移動が簡単にでき洗浄も容易です。

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■ゴミカート

従来型の「ペールカート」と、その改善型として「ゴミカート」を比較展示しました。
「ペールカート(従来型)」は…
・袋交換の作業がしにくい。・ペールと袋の間に隙間があり、雑菌が増殖する。
・ペールの内側の清掃がしにくい。・外側から内部が見にくい。

という課題がありました。
一方、その改善型である「ゴミカート」は…
・袋交換の作業がしやすい。・ドライ管理なので衛生的になる。
・清掃が容易に行える。・見える化が実現できる

加えて「ゴミカート」は パイプの色分けでゴミの分別や使用区域分けが可能です。また、樹脂キャスターを使用していますので
サビに強いうえ操作性も良く移動がスムーズに行なえます。

FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)

ペールカート(左)とゴミカート(右)

■アメンボカート

従来型の「嵩上げ台車」と、その改善型として「アメンボカート」を比較展示しました。
「嵩上げ専用箱」の使用は…
・交差汚染の恐れがある。・セット時、ムダな作業が発生する。
・管理にムダなスペースが発生する。

という課題がありました。
一方、その改善型である「アメンボカート」は
専用台車なので…
・交差汚染の予防ができる。・スタッキング収納で、省スペース管理ができる。

加えて「アメンボカート」は底面からの高さを確保し、人の歩行やキャスター走行によって起る水・ゴミ等の跳ね返りによる異物混入
を減少させる事ができ、負担のかかっていた腰曲げ作業の軽減にも繋がります。

FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)

嵩上げ台車(左)とアメンボカート(右)

■傾斜トッピング補助台(Sカート)

床からの高さを確保してある為、はね返りによる異物混入を防ぎ腰曲げ作業の防止にもなります。

FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)

傾斜トッピング補助台

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傾斜トッピング補助台

■抗菌アローカート(SUSキャスター)

軽量でゴミが溜まりにくい形状です。洗浄後、ネスティングコンテナーの裏返し管理を行う事で水切りと未使用状態であることを「目で見る管理」ができます。カート同士の積み重ね収納もできるため省スペース管理が可能です。また、アローカート同士が接触しても コーナージョイントが2段ジョイント仕様である為、コンテナー同士が直接ぶつかる事がなく、中の食品に対しても優しい扱いができます。

FOOMA JAPAN 2008(国際食品工業展)
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■各種部材

「クリフォームプラコン」、「フードセーフティーイレクター」など改善機器に使用する各種部材を展示しました。

■ミニポリトラー

ミニポリトラーは積み直しの省力化を図る移動床としての機能や、売り場のレイアウト変更に臨機応変に対応する移動陳列台の機能を持つマルチワーキング台車です。
縦横自由に組み合わせることが可能であり、不要なときは、重ねて省スペースで収納ができます。

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